原木の植菌作業で、オガ菌を植えた穴の封をするための蝋(ろう)です。
スチロールの菌栓と比較して、封蝋の方が植菌後の種菌の乾燥防止効果があります。
植菌穴からの発生率が高く、多孔式栽培には特に有効です。
本品は小さなペレット状になっており、固形タイプに比べて作業性に優れた封蝋です。
《必要量の目安》
本品1袋が当店のオガ菌(1500cc)約1.5本分です。
(原木の1本の穴数や封ロウ皮膜の厚さなどで差がありますが、原木20〜30本分に相当します。)
《封ロー処理の仕方》
適量の封蝋を鍋に入れ、電気コンロなどで溶かして使用します。
透明になり白い煙が出るぐらいに過熱した状態(約120度)の封蝋を直径3センチぐらいの範囲に塗ります。
ペンキ用の刷毛などで、なるべく薄い皮膜になるようロー塗りして下さい。
溶かす温度が低すぎると蝋の膜が厚くなり割れやすくなります。
温度が高くなりすぎると引火しやすくなり危険ですので注意して下さい。
※植菌は移植棒などを使用して、種菌の表面が原木の表面と平らになるようにして下さい。