万年茸(=霊芝)種菌のオガ菌(おがくず菌)です。駒菌(タネ駒)ではありませんのでご注意下さい。
原木栽培にも菌床栽培にもご使用いただけます。
品種を[A種/B種]の二品種から選択して下さい。
それぞれ下記のような特徴や違いがあります。
A種:傘表面のシワがやや少なく色は赤みが強い、成熟した傘裏面の色は白っぽい。
B種:傘表面のシワが多く、成熟しても傘裏面の色は黄色みが少し残る。
同条件下での比較栽培ではA種の方がB種より傘が大きくなることが多い。
菌糸蔓延後の材の腐朽程度はB種の方がより進む傾向がある。
普通原木栽培※ではA種よりB種の方が活着率が高く栽培しやすい。
※原木に穴を開けて種菌を植え付ける栽培方法のことです。
菌床栽培や殺菌原木栽培においては、活着や菌の伸長に差異はありません。
普通原木栽培は、椎茸のオガ菌の場合に準じて植菌して下さい。
伏せ込み方法は地伏せが一般的です。
植菌直後の種菌の乾燥防止には特に留意して下さい。
※種菌以外に下記の用品が必要です。
■専用のキリ先 ■菌栓または封蝋 ■移植棒(あれば便利)
短原木による断面栽培(平塗り法、サンドイッチ法)には菌栓や封蝋は要りません。
断面栽培の植菌ではオガクズや米糠で混合種菌を作って植菌するのが一般的ですが、
原木が少ない場合は、混合種菌を作らず本品をそのままご使用下さい。
◎万年茸は露地栽培の場合7〜9月頃に発生します。
植菌の適期は原木栽培では3〜4月、菌床栽培や殺菌原木栽培では2〜7月頃です。
キノコ栽培目的以外に、クワガタ幼虫飼育用の霊芝材作成にもお使いいただけます。