4Lのブロック型に圧縮したカワラタケの菌床ブロックです。
野生カワラタケの菌株の中から選抜育種した「カワラタケ菌糸」を使用しています。
(画像にあるカワラタケの短ホダは、この種菌を原木に接種して行った発生試験によるものです。)
オウゴンオニ、タランドゥスの飼育にどうぞ。安定した飼育結果が得られるます。
○ご注意
カワラタケは材腐朽力が強いため、培地が軟弱化します。
瓶などの容器に堅く詰めすぎますと培地の隙間に水分が滲み出て、酸欠を招きますのでご注意下さい。
◇菌糸ビン飼育(菌床飼育)について◇
クワガタの幼虫には、生の木材を分解して栄養摂取する能力はありません。樹木の中でクワガタの幼虫が成長するためには微生物の手助けが必要です。すなわち木材不朽菌によって分解された木(つまり朽ち木)を食べることにより栄養摂取しているのです。
朽ち木を食べると同時に“菌食”をしているわけですが、自然界では菌糸に蓄えられた栄養の大部分はキノコになって消失してしまっています。そこで、自然界の朽ち木の代わりに人工的に作ったクワガタ幼虫のエサが菌糸ビンです。菌糸ビン飼育(菌床飼育)では栄養を蓄積した状態で幼虫に与えることが出来るので、大きく育ちます。